池田元公式HP更新のお知らせ
池田元公式HP更新のお知らせです。
<池田元のエッセイ|佐藤愛子先生の指導あり>に、
...「心の電話」... 、という作品を追加しました。
今回のご指導は、作品中の登場人物の呼び方はどうするのか? についてです。
じつに丁寧に、中学生にでも分かる、砕心の解説をいただいています。
――皆さんも経験がおありだろうと思います。
〇〇先生、と記述するのか、〇〇さん、とするのか、〇〇兄、と書くか、はたまた、〇〇、と呼び捨てにするのが正しいのか。そこには一体どんな決まり事があるのだろうか。
迷ったことが何度もあるのではないでしょうか。
作家もふくめ著名人(公人)である場合は、例えば「遠藤周作は」、とか「遠藤は」、などと呼び捨てにします。それがその人物を作家としてリスペクトしているというニュアンスを醸(かも)します。
――ところが、
佐藤愛子先生の父上である、佐藤紅緑先生は、自分の師である正岡子規を、生涯にわたって「子規先生」と呼んだそうです。
一方、
紅緑と同様、子規門下四天王のひとりである高浜虚子はどきどき 、「子規は」などと呼び捨てにすることがあったそうです。その文章の書き手はそのことを批判していました。
では、どうするのが正しいのよ? なにか法則はないの? と苛立つ気持ちにもなってきます。
佐藤愛子先生は、そんなこちらの気持ちを察するように、親切にそのことを説明してくださっています。
不肖私もこの指導の文章を拝読して、合点がいきました。
本日はこのへんで失礼いたします。
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事務局 正倉一文
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