生前の「堀川とんこう先生」が登壇



生前の「堀川とんこう先生」が登壇


一般社団法人 放送人の会、という団体があります。 

誕生の背景には、1990年代のテレビ番組で頻発した、いわゆる「やらせ」や「ねつぞう」の問題がありました。 社会からの信頼を回復すべく1997年、テレビ制作者らが中心となって情報の交換や発信をすることを目的にこの会が創設されました。

去る1月20日、その「放送人の会」が以下のシンポジウムを開催しました。 


 ◆ 公開セミナー・第53回「名作の舞台裏 『聖母モモ子の受難』」 


そこで出演者の、竹下景子(俳優)さんや、橋爪功(俳優)さんらが、意見交換やら討論を行いました。 

タイトル中の「モモ子」とは、1982年~97年にかけて計8本が制作された “モモ子シリーズ” の主人公(竹下景子さん)の役名です。 

モモ子は当初、トルコ嬢(ソープ嬢)でした。それが最後には旅館の中居などを経て老人ホームの経営者へと転身します。

同じ壇上で、随筆春秋の指導者で育ての親でもあった、 故・堀川とんこう先生の生前のビデオテープが流れました。同ドラマ番組に対しての証言映像です。 

堀川とんこう先生は、モモ子シリーズの演出・プロデューサーを務めています。ご存じのとおり、先生は定年までTBSの社員でプロデューサーでした。 

放送ライブラリーという横浜市にある放送番組のアーカイブ施設が運営するブログ(note)に当日の模様が掲載されました。

 

https://broadcast-library.note.jp/n/n8047b0e0689a


放送ライブラリーは、「公益財団法人 放送番組センター」によって運営されています。運営のための費用は民放、NHK、横浜市から出資されています。 

(正倉一文)


俳優・橋爪功。映画ドットコムより

映画監督|プロデューサー・堀川とんこう。Wikipediaより

俳優・竹下景子。Wikipediaより

同人誌 随筆春秋

一般社団法人随筆春秋

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